直売所利用者にアンケート実施
消費者1300人が選ぶ“理想のトマト”

2024.06.03

47都道府県から回答 中玉38%で一番人気

 “理想のトマト”像を探るため、日本農業新聞がJA直売所向けに発行するフリーマガジン「フレマルシェ」のLINE登録者約5500人を対象に、アンケートを実施した。全国47都道府県の主婦や会社員ら1314人が回答。大玉、中玉、ミニの3種類から好きなトマトの大きさを選んでもらった結果、最も人気だったのが中玉で38%(504人)を占めた=グラフ1。
 ミニは少差の35%(461人)、歴史の長い大玉は27%(349人)だった。

価格や色・外観を重視 売れ筋は200円台

 どのような基準でトマトを買うのか――購入時に最も気にする点を選択式で尋ねた。複数回答が可能で1314人が3718件回答。最も多かったのは67.4%(886人)が選んだ「価格」、次いで「色・外観」67%(881人)、 「甘さ」49.9%(656人)、「産地」33%(434人)と続いた=グラフ2。

 大きさ(30.1%)、硬さ(22%)、ブランド(13.4%)を選ぶ人 も一定数おり、「価格」 「色・外観」などを中心に、2、3項目を気にしつつ購入している人が多かった。
 最も気にする人が多かった「価格」では、普段購入する金額(1パック・袋当たり)として、「201~300円」と答えた人が47.6%と半数に迫った=グラフ3。次いで多かったのは「301~400円」が28.7%、3番目の「100~200円」が16.3%、4番目が「401~500円」で4.3%だった。

 結果を見ると“理想のトマト”には多様な意見があるものの、色や外観が良く、1袋201~300円の比較的手ごろなトマトを選ぶ人が多かった。

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