2025.10.24
冬春、夏秋とも、いちご栽培は潟上市内では初めて始まった品目で、地域の生産者も関心を深めている。ハウス内の高設栽培で天候に左右されない点、泥だらけになるような作業がない点、省力的にできる点などが40~50代の生産者や法人などの興味を引いている。夏秋いちごのファームが地域にでき、多くの情報もオープンにしてくれていることで、生産者に新しい選択肢を示してくれている。潟上市から夏秋いちごの産地化が県内に広がってくれれば市としてもうれしい。
今回の取り組みではNTTアグリテクノロジーの熱心さと泥臭さをよく感じた。同社ファームとして使っている施設はもともと遊休ハウスで、使うには農業委員会の調整が必要だった。農業委員会へ熱心に思いを伝え、無事に貸していただけることになった。こうした本気度があるため市としても取り組みのお手伝いがしやすい。
夏秋いちごは市の広報SNSなどでも取り上げてもらっており、道の駅で開かれたフェアには市長も参加した。市の新たな農業品目、名産品となるのはとてもよいことで、これからも盛り上がりを支援したい。
