長ネギの施肥を省力化
長ネギ栽培では、肥料の持続的な供給が高品質なネギを作るために重要であり、収穫までに数回の土寄せを行いながら3~5回の追肥を行うことが一般的である。
しかし、追肥作業は負担が大きく、天候などによって適期の追肥ができないこともある。
そこで、サンアグロ株式会社(以下、サンアグロ)は、硫黄被覆肥料の溝施肥による追肥の省力化を勧めている。施肥回数が減り、施肥量も低減が期待できるという。
溝内省力施肥を実施する生産者の声
秋田県の福士さんは長ネギ栽培20年以上のベテラン農家。従来は4、5回の追肥を行っていたが、「硫黄被覆肥料」の溝内施肥で作業の省力化を行っている。
肥料の使い方
溝施肥のタイミングには、いくつかのパターンがある。
①定植1カ月後を目安とした1回目の土寄せ時の施肥(全量土寄せ時施肥体系)
②定植前施肥と1カ月後(土寄せ時)施肥(2回施肥体系)
③定植前の元肥重点型施肥(全量元肥施肥体系)
いずれも植え溝の中に施肥する。
初めは肥料焼けを心配して全量土寄時施肥体系(上記①)や2回施肥体系(上記②)から試す生産者が多いが、ベテラン生産者が定植前の全量元肥施肥体系(上記③)に移行する場合もある。
環境に優しい専用肥料
溝内省力施肥の専用肥料は、すぐに効くチッソと緩やかに効くチッソ(硫黄被覆肥料)がバランス良く配合されている。近年は、プラスチック被覆肥料殻が海に流れ出し問題となっているが、硫黄被覆肥料はプラスチック不使用のため、環境に優しい被覆肥料として水稲栽培を中心に注目されている。
【お問い合わせ先】 社名:サンアグロ株式会社 住所:〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町17番10 日本橋小網町スクエアビル TEL:0120-6969-23(フリーダイヤル) WEBサイト:硫黄被覆肥料についてはこちら https://www.sunagro.co.jp/pickup/fertilizer/ |