大分県豊後高田市は、温暖な気候と干拓地という立地を活かし、周年で良質な1本ネギを生産・出荷する全国有数のネギ産地です。当産地で10年以上ネギを栽培されている生産者の田中さんに、春どり作型で導入されている「初夏扇2号」の評価を伺いました。
導入の決め手は「晩抽性」
収穫期となる4月下旬〜5月中旬は、気温上昇に伴い、在圃性や晩抽性が不可欠となります。
「初夏扇2号」は抽苔が遅く生育が穏やかなので、棒ネギになりにくく、収穫後半まで安心して収穫できます。
収穫最盛期の負担を軽減する「作業性」
「初夏扇2号」は葉が立性でコンパクトなため、葉折れや倒伏、曲がりも少ないです。さらにそろいがよく、皮むきもしやすいため、大変作業効率のよい品種と感じています。
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